「仮名取引の受託の禁止」に関するQ&A
問1 「協会員の投資勧誘、顧客管理等に関する規則」(以下「投資勧誘・顧客管理規則」
といいます。)第 13 条及び「協会員の従業員に関する規則」(以下「従業員規則」とい
います。)第7条第3項第 11 号の規定の目的は何ですか。
(答)
投資勧誘・顧客管理規則第 13 条及び従業員規則第7条第3項第 11 号の規定は、不公正取 引の未然防止や適正な顧客管理並びに税制上の公平性等の観点から、仮名取引の受託を禁止 するものです。
「仮名取引」とは、口座名義人とその口座で行われる取引の効果帰属者が一致しない取引 のことであり、例えば、顧客が架空名義あるいは他人の名義を使用してその取引の法的効果 を得ようとする取引のことをいいます。
なお、本規定は、上記仮名取引の受託を禁止するものであることから、口座名義人の代理
人や口座名義人本人の意思を伝達するに過ぎない者(いわゆる「使者」)からの口座名義人本
人の注文の受託を規制するものではありません。
ただし、その場合であっても、仮名取引の受託を防止する観点から、受注手続きを定めた マニュアルなどにより、仮名取引の受託を防止するための社内体制の整備が図られている必 要があります。
問2 口座名義人の配偶者や二親等内の血族である者などの密接な関係にある親族からの
注文であっても、口座名義人以外の者からの注文として投資勧誘・顧客管理規則第 13
条及び従業員規則第7条第3項第 11 号の規定により、その受託が禁止されるのです
か。
(答)
問1にもあるとおり、本規定は仮名取引の受託を禁止するものですが、口座名義人の配偶 者や二親等内の血族である者などから注文がなされた場合には、本規定において禁止してい る仮名取引ではない蓋然性が高いということができます。したがって、このような場合にお いては、口座名義人の配偶者や二親等内の血族などであることについての確認が行われてい るのであれば、仮名取引であることを告知されたというような特段の事情がない限り、その 注文の受託が本規定に違反するものとなる可能性は低いと考えられます。